社長のコラム 今月のヒント
平成28年4月号
正しく見る・自由自在に見る
「実力の世界」で生き続けると、段々「正しく物事を見る事」が出来なくなります。「実力の世界」にどっぷり浸かると「自由自在に物事を見る事」が出来なくなります。ですから「実力の世界」に染まっていない子供たちが一番物事を正しく見て一番物事を自由自在に見ているように思います。
ある村で町長が言いました「この村をトンボが飛び蝶が舞う美しい村にしたい!!」。すると、ある子供が言いました。「じゃあハエや蚊、蛾が飛び交う村にしないとね」。そうです。トンボのエサは「ハエや蚊」ハエや蚊が居なければ、トンボは存在できません。蝶だけ飛び我はいない何ていう環境はありません。
またある僧侶が村人に言いました。「この曲がりくねった木をまっすぐに見れる人間はいるか?!」。村人は様々な角度で木を見るのですが、どこから見てもまっすぐには見えません。そしてある子どもが言いました。「お坊様この木はどこから見ても曲がっていますよ」。その時、僧侶が言いました。「この子が一番この木をまっすぐに見た者だ!!」。
見ていて見ていないこれが「現代人」であり、そして「実力の世界」で生きている人たちの視点です。少し視点をずらせば、そこは「自由自在の世界」が広がっています。物事を自由自在に見ることが出来ない人が「自由自在」になど「生きることはできない」のです。正しく物事を見ることが出来ない人が「正しく」など生きることはできないのです。自由自在に物事を見て正しく物事を見ましょう。