社長のコラム 今月のヒント

平成27年11月号

表現欲求を満たす

目はふたつ 耳もふたつ 口ひとつ
まず見て よく聞き 少し話そう

あるお寺の山門に掲示されていた、人間関係をよくする訓えです。人間関係は自分が話すことよりも、相手をよく見て、相手の話をよく聞くことが大切であり、そのために目と耳が二つあるということですが、これは人間には「表現欲求」があり、相手のそれを満たすことが大切であるということでもあります。

人間は自分自身や、自分考えを表現したいという欲求が強くあり、その表現には言葉による「言語的表現」と言葉以外の態度や動作などの「非言語的表現」があり、それを的確につかまないと相手の表現欲求を満たすことはできないのです。私たちには目と耳がふたつで、口がひとつある理由を人間関係の面からも理解したいものです。