社長のコラム　今月のヒント

平成29年5月号

小さな努力

大相撲の五月場所はもうすぐです。ところで、勝利者インタビューで力士が口にするいちばん多い言葉はなんだと思いますか？　彼らがまるで申し合わせたように口にする言葉、それは「一番、一番」です。勝ち越しだとか、優勝だとかを考えずに一番一番の勝負に集中するという意味合いです。

私たちはつい、いっぺんに輝かしい成功をめざしたり、日常に飽いて、ある日突然のジャンプを望んだりします。でもそれは土台無理なこと。要はこの先の目標めざして日常何をやっているかが問われるのです。つまり普通の日々の「小さな努力」。小さな努力ってすごく地味です。派手さもカッコよさもありません。けれども小さな努力の積み重ね以外に自ら望む高みに立つことは不可能なんです。

Success is the sum of small efforts repeated day in and day out.
「望みを果たすにはねえ、明けても暮れても小さな努力を繰り返すしかないんだよ」
アメリカの思想家、ロバート・コリアー（1885～1950）の言葉