社長のコラム 今月のヒント

平成29年3月号

今月の一言

新年だ! と言って浮かれていたら、もう3月になってしまいました。当業界の閑散期の今月は会合や総会、親交のある会社の式典が目白押し。そういうときこそ、自分の仕事をする時間を積極的に持つようにしたいです。

《ゆとり》

広辞苑によると「ゆとり」とは窮屈ではないことです。ゆとりがあると、心にたっぷりとしたスペースが生じます。ゆとりがなければ人は人らしい生活ができません。ゆとりがあるから人にやさしくできます。ゆとりがあれば先を明るく見ることもできます。
 ゆとりなんかないよ、という人もいます。でもゆとりはあるかないかの問題ではありません。ゆとりはつくるものなんです。会合などで駅の通勤ラッシュの渦中にいると、みんな急いでいます。まるで何かに追いかけられているような速足です。でも私にはみんな、ゆとりのなさを自作自演しているような気がしてなりません。山手線なんて数分待てば次の電車が来るのに、人をかきわけて階段を奪取して登っていく。かばんと肩を他の人にぶつけることも平気で。
 「忙しい・・ 忙しい・・」って口癖のように言っている人は自分を追いこんでいないでしょうか? 分かって欲しいことがあります。忙しいと口にする人と対峙している時って相手は実はとっても不快です。「私と会っている時間がもったいないの?」、「私のために時間を取ることがそんなに迷惑なの?」って、どうしても悲観的に考えてしまうのです。つまり、自分のちょっとした焦りが、相手を不幸にします。気を付けたいものです。ほんとうはそんなに急がなくていいんだ!と気が付いたとたん、ゆったりとした歩みになるのに…。急いでもたいして変わらぬ、仕事(人生)の実績。