社長のコラム 今月のヒント

平成28年9月号

今月の一言

今月は飯島勲さんの逸話をご紹介します。飯島さんは小泉純一郎さんが初当選時から議員秘書を務めてきた言わば政界での影の大物?でしょうか。長野県の飯島勲氏の自宅での或るインタビューでは大変参考になるお話をされています。テレビへの露出度の多さの割には飯島氏の声を聞くのは稀です。インタビュアーの須田慎一郎氏に庭を案内しながら、飯島氏は次のように問いかけた。「私は庭の植木には拘ってカシとカリンの二種類しか植えてない」「理由が分かりますか」須田氏は禅問答のような飯島氏の問いかけには答えられなかった。だが答は簡単。「貸しは作っても借りん」・・・が、その理由だそうです。語呂合わせのオヤジギャグの一種なのかもしれませんが、あの飯島氏がもっともらしい顔で説明すると、何か深遠な彼の人生哲学にでも触れたような気がするから不思議ですね。そういう飯島さんの人脈はとてつもなく深く広い。電話一本で大臣クラスに意見し、決定しかかっている方針を変更させてしまうこともあったとか。「貸しは作っても借りん」・・・・一見簡単そうに見える言葉ではありますが、なかなか実行に移すことは難しい。常日頃の飯島さんの姿勢はこの言葉に基づいているのかもしれません。