社長のコラム 今月のヒント
平成28年7月号
沢庵方式
日本の食卓にはよく沢庵が出てきます。ご存じのとおり、干した大根を糠と食塩を加えて作った漬物の代表が沢庵。さて、沢庵方式という考え方があるのをご存知ですか? 沢庵はスライスして食べますよね。大根一本丸のままでは食べられたものではない。薄切りにするからこそうまい。
そこで仕事を一本の沢庵にたとえてみるのです。つまり仕事も一口サイズに分解してしまう。するとサクサクと仕事を追っかけているという感覚が生まれます。仕事が楽しくなるのです。たとえば、毎日の仕事でも、1つ1つ片付けて、処理をしていくこと、最後は成就するのであって、成功がぶら下がっているわけではないのです。
整理整頓も同じで、きちんと自分のデスクや身の回りの片付きがされている人は、きっと仕事もできる人です。それは、沢庵を1枚1枚剥がして味わうように、常日頃から、整理整頓を心がけているから、気が付いたら整理整頓ができているということなのです。
日々一枚一枚の沢庵を美味しくいただくように考えてみましょう。みなさんの目の前には、何本かの大根がぶら下がっています。さて今日はどれから食っていこうか、そんな感じです。