社長のコラム 今月のヒント

令和04年11月号

今月の一言

社会に出ると男はイヌになる。イヌは上下関係を重んじる。上からの命令は絶対だ。ピラミッド型の組織をつくり、それを昇らなければならない。使う言語はイヌ語だ。ビジネス社会の公用語で、情報を伝達するための感情のない言葉である。

 一方、女たちは小さい頃からネコだった。泣くもよし、甘えてもよし。何匹集まってもピラミッド型の組織は馴染まない。上下関係より横の関係を大事にする。そしてネコ語を話す。それは感情や気持ちのやりとりに適した言葉。情報としての中身はあまりないが、コミュニケーションを通してつながりを深めるには絶好の言語である

そういうわけでイヌ語とネコ語は通じない。イヌは正確な情報を伝えているのに、ネコが伝えたいのは自分の気持ちだ。これからの時代はネコ語の分かる男、イヌ語の分かる女が、「イイ男」「イイ女」ではないか。

そんなバイリンガルな感性を持つともっといい関係になれるような気がする。