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社長のコラム 今月のヒント
令和03年05月号
今月の一言
間違った日本語に誤訳をしてしまっている外国語は数多くある。衣料関係で例を挙げれば、ワイシャツ・皮革製品の銀面。そしてセーターにズボン。本来の意味と少しばかりかけ離れていても、言葉は生き物であるから、多勢が使用することが正しい使い方になってしまうことは避けられない。逆に、外国語に訳すのが難しい日本語も数多くある。これは日本人独特の“わびさび”や古来からの“趣き”による感性の違いが影響しているのだろう。
好きな日本語はたくさんあるが、動詞に限っていえば「寄り添う」という言葉。「ぴったりと側にいる」という物理的な使い方よりも、「あのつらい日々に僕に寄り添ってくれた人にきちんとお礼を言えなかった自分を嘆く」というように、心の空間を共にする意味で使われる場合が多い。
医療の根本は「手当て」だとよくいわれる。手を当てられるだけで赤ちゃんは泣き止み、人は癒される、と。「手当て」の更なる根っこは「寄り添う心」ではないだろうか。共感力の高い人からは包み込むような柔らかな温かみがどことなく醸し出されている。そしてその温かな波はポカポカした心の持ち主を周りに引き寄せ、その人自身を幸福の次元へと導いていくものである。