社長のコラム 今月のヒント
令和元年8月号
ネット私刑に警鐘「正義はタチ悪い 非常に危ない」
茨城県守谷市の常磐自動車道で起きた、あおり運転殴打事件で容疑者と間違われた無関係の女性らがネット上で氏名や写真を拡散された“ネット私刑”。
この事件の裏で容疑者と間違われた無関係の女性らが氏名や写真を拡散された問題にはマスコミの専門家は「面白半分のところもあるだろうし、あるいは本人なりの正義感でやっている人もいると思う」とコメント。
私は“正義”っていう言葉が危険と思う。正義っていう名のもとでひどいことがいっぱい行われてきた。もしかしたら、それぞれの正義なのかもしれない。彼らの中では。だから『マスコミが突き止めるよりも先にあのとんでもない女を突き止めて、広めて社会的な制裁を』って考えてやったのかもしれない。
正義はタチが悪い。いいことやってると思っている場合がすごく多い。もしかしたらテロリストにもテロリストの正義があるのかもしれない。今回の容疑者にも彼なりの正義があったのかもしれない。正義の名のもとに行われることは非常に危ない。